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コラム

目からウロコが落ちた時。

リカバリーメイクアップ・エピテーゼ製作に興味があり学びたいと考えているけれど・・・。世の中にリカバリーメイクアップやエピテーゼを必要としている人ってそんなにいるんですか・・・? このようなご質問を度々いただきます。 「街を歩いていてもそのような人を見かけたことはない。」多くの方々が感じていることで、私もその一人でした。

フェイシャルエピテーゼ製作の研究を始めた頃、某国立大学歯学部と共同研究をすることになりました。ある時、ご指導いただいていた教授が私に「あなたは子供の頃、世の中に車椅子で生活している人や白杖を使って歩いている人がこんなにたくさんいると思っていましたか?」と質問されました。私は「私が生まれ育った町はとても田舎だったので、ほとんどそういう方々を見たことはなく、近所に盲目の方が住んでいましたが外を歩いているのを見たことがありませんでした。」と、答えました。 教授は「今はどうでしょう?普通に車椅子で電車に乗ったり買い物をしていたり、白杖をついて同じように外出している人を見かけますよね?それは、街の色々なところがバリアフリーになって整備されてきたり、街のあちこちに点字ブロックが出来て目の悪い方たちも外出しやすくなってきたからです。私達が研究しているエピテーゼもそうです。今はまだ街で顔にエピテーゼを付けている人を見かけることはありませんが、必要としている方たちは確実にいるんですよ。しかし、その方たちはエピテーゼという存在を知らないから使っていないだけなんです。」目からウロコが落ちた瞬間でした。

日本中のほとんどの人たちがエピテーゼというものを知らなかったのです。だったら、先ずは知らせることが重要だと思い、団体を立ち上げ、製作技術者の養成に取り組み始めたのです。