米軍アフガン撤退
20年間続いた米軍の戦争がやっと終わりました。
今まで何度もUCLAでの研修を行ってきて、何人かの若い米兵たちにも会いました。彼らは前線へ行って戦闘の中で負傷し耳介や鼻部等色々な部位を欠損してしまいました。そのため、世界一といわれるUCLA歯学部のMaxillofacial Prostheticsにやってくる退役軍人たちがいました。「戦闘中に塹壕に隠れたら目の前に爆弾が落ちて来て爆発したんだよ。ヘルメットを被っていたから頭は大丈夫だったけど、顔に火傷を負ってね、鼻と両耳は無くなっちゃった」と言って話してくれた人もいました。鼻は形成手術で形を修復していましたが両耳はエピテーゼを使用することにしたそうです。画像は研修に行った当校の生徒さん達が、ワックス模型試適のお手伝いをしているところです。
この20年間の戦争の間にどれほど多くの若者たちが犠牲になったのでしょう。戦死者は2,461人負傷者は21,000人にも上ると言われています。本当に多くの犠牲を払った戦争でした。アメリカの「これ以上アメリカの若者を犠牲にしていいのか」という世論には本当に同感です。帰国した兵士たちが穏やかな毎日を送ることを願っています。