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コラム

学んでいる人たち 2

 

 

生徒の皆様の大まかな背景に付きましては、前回述べた通りですが、今回はそれぞれの皆様の傾向を述べてみたいと思います。

皆様の動機は様々(さまざま)ですが、大きな動機の一つに、医療に関係する事でありながら、この仕事に公的(こうてき)な資格が要らないと言う点があります。

ご存知の様に、医療には様々な資格が必要です。看護師、介護士、レントゲン技師、臨床検査技師等々その資格の多用さは、日本の資格でも最高レベルの多さです。

人命に直接係わる仕事ですから、それは極めて当然な事です。

一方において医療の現場では、「命が助かったのだから、外見に問題が残っても、仕方がない事ではないか」と言う風潮(ふうちょう)があるのもまた事実なのです。

日本の医学の歴史に於いて、患者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質の向上)への配慮(はいりょ)が後ろに置かれてきたと言う事実は、無視できない事です。

私達はこの“後ろに置かれてきた一歩”の隙間(すきま)を埋めようと、努力をして来ました。

これからもこの小さな努力を、継続(けいぞく)して参ります。